SHARE

COPY

Know-how / 2020.02.16

ASO(アプリストア最適化)とは?実施の必要性から手順を詳細解説

アプリのダウンロード数を伸ばすために、ASO対策の実施は必要不可欠です。
適切なASO対策をとることができれば、プロモーションにかかる広告費を削減できるなど、費用対効果の改善につながります。
今回はこのASOについて詳しく掘り下げ、基礎知識の解説から、ASOの実施にあたって重要な要素である「SEO」と「CRO」の実践方法についても解説します。

目次

ASO(アプリストア最適化)とは

ASOとはApp Store Optimizationの略で、アプリストア経由のアプリDL(ダウンロード)数を最大化するために、アプリストアへの最適化を行うことです。

この中には大きく分けて2つの対策が含まれています。

ひとつは、アプリストアの検索エンジンに対する「SEO対策」です。
アプリがストア内の検索で上位表示されることを目指して行う施策です。

そしてもうひとつが、アプリの魅力をユーザーに伝え、ダウンロードを促す「CRO」です。
CROはConversion Rate Optimizationの略で、コンバージョンレート最適化という意味になります。

CROでは検索後のアプリ詳細ページのコンテンツに焦点を当て、掲載する画像やテキスト、プロモーションビデオなどに対して、CV率を高めるための改善を施します。

なぜASOを行う必要があるのか

スマートフォンユーザーのほとんどが、アプリを検索するのにアプリストアを活用しています。そのため、アプリストアの検索ランキングが上位にあるほど、ユーザーがアプリを発見しやすくなります。また、アプリストア内検索で十分なインストールが獲得できれば、ユーザー獲得にかけていた広告費も削減することができます。

2018年にマクロミルが行ったスマートフォン利用者のアプリ利用状況の市場調査では、ダウンロードしたアプリの情報を入手した経路として「アプリストアでのランキング・評判」が43%を占めています。

この調査結果からも、ASOによって上位表示を行うことの重要性がお分かりいただけるでしょう。

ASOの実践手順

ASOを実践する目的は、アプリストア経由でのダウンロード率またはダウンロード数の向上です。しかし、ユーザーにアプリを継続的に使用してもらうには、ダウンロード数だけではなく、ユーザーがアプリのファンとなってくれているかどうかという指標も追わなくてはなりません。

そこで、ASOは「検索順位の向上」「詳細ページへの遷移率向上」「ダウンロード率の向上」という3段階の新ユーザー獲得の施策と、「アプリの改善」というファン獲得のための施策を考えていく必要があります。

ここでは、各段階における具体的な実践方法を解説します。また、次章ではKPIについても解説していますので、効果的なASOを展開するためにも併せてチェックすることをおすすめします。

ストア検索でのアプリの表示回数を増やす

ストア検索でアプリの表示回数を増やすためには、まずはマーケットの状況とターゲットを把握しましょう。同じキーワードで競合するアプリの動向や競争上の優位性、ターゲットの母国語、ターゲットがアプリを利用する目的など、リサーチが細かいほど的確なASOの戦略を練ることができます。

リサーチが完了したら、アプリ名やキーワードなど、具体的な内容を決めていきます。AppStoreとGooglePlay Storeでは検索結果やアプリ詳細ページの掲載内容について、ガイドラインによる規定が存在します。

ここでは各種要素について、ガイドラインに準拠するための注意点と、より魅力的に見せるためのポイントをご紹介していきます。

参考
App Store Reviewガイドライン
Google Playで成功するためのガイド

AppStoreの検索結果に影響を与える要素

まず、AppStoreで重要視されるポイントから紹介します。

・アプリ名

アプリ名は、30文字以内で機能を簡潔に表したタイトルを設定するのがおすすめです。混同を避けるためにも、一般名詞や他アプリと重複しないものを選びましょう。

・アイコン

アプリの機能が一目で分かるアイコンを設定します。また、ガイドラインでは、アイコンはすべてのユーザーに対して適切なものであることが求められています。アプリの年齢対象が高い場合でも「4歳以上」の対象年齢に合わせてアイコンを作成しましょう。

・キーワード

AppStoreでは、製作したアプリが優先的に検索結果に表示される検索キーワードを、計100文字まで設定できます。一般的な語句を設定すれば検索されやすくなりますが、他アプリと競合することになるので上位表示されにくくなります。反対に一般的ではない語句を設定すれば、検索されにくくなりますが競合相手は少なくなるので、上位表示されやすくなります。

なお、キーワードを設定する際は禁止事項も把握しておきましょう。ガイドラインでは商標登録されている語句、著名人の名前、その他権利が保護されている語句を無許可での使用や、アプリケーションに関連しない語句、競合アプリの名前の使用などが禁じられています。

・説明文

アプリの機能や特徴について、簡潔に説明します。特に、最初の一文はユーザーがタップして読む前にも表示される文なので、簡潔かつ分かりやすい文章を作成しましょう。

・スクリーンショットや動画

アプリの使用感を視覚的に伝えるために、最大10枚までスクリーンショットを掲載できます。最初に表示される1~3枚は、アプリの魅力が表現された画像を選ぶことが重要です。

また、「Appプレビュー」と呼ばれる短い紹介動画を掲載することも可能です。

・カテゴリー

アプリに適したカテゴリーを選択します。カテゴリーを設定することで、カテゴリー一覧ページなどでアプリが表示されるようになります。Apple社が適していないと判断した場合はカテゴリーを変更させられてしまうこともあるので、カテゴリーの選択はしっかり吟味しましょう。

・カスタマーレビュー

ユーザーがアプリの使用感などを書き込むカスタマーレビューは、検索順位に影響する重要な要素です。ユーザーがアプリをダウンロードする判断基準にもなっており、ASO対策を施してレビュー評価を上げたことで、インストール数が倍以上に増えたというケースもあるほどです。

ただし、AppStoreでは、金銭や報酬を与えてレビューを改ざん、チャートランキング上昇を図ることを禁止しています。AppStore審査ガイドラインを参照に、ルールを遵守して、カスタマーレビューの充実を図りましょう。

GooglePlay Storeの検索結果に影響を与える要素

次はGooglePlay Storeが重要視しているポイントをご紹介します。

・タイトル

分かりやすく、一般用語を避け、アプリ内容を表すユニークなタイトルをつけます。また、タイトルが長すぎると、ユーザーの使用端末によっては「…」といったように三点リーダーで省略されてしまいますので注意が必要です。

・説明文

説明文は、ユーザーがアプリに期待している内容を意識して書きましょう。なお、Googleからは検索エンジン最適化のためのスターターガイドが提供されており、SEOの成功事例を参考に作成することが奨励されています。

・スクリーンショットや動画

スクリーンショット最大8枚で掲載可能です。アプリの詳細ページでは、画面の向きによって最初1~2枚までが表示されます。スクリーンショットの表示箇所にプロモーションビデオを掲載することもできるので、機能を活かしてアプリの魅力を効果的に伝えましょう。

・説明文をローカライズする

説明文を多数の言語に対応させましょう。ただし、自動翻訳では誤訳があったり、微妙なニュアンスが伝わらなかったりしますので、プロの翻訳家に依頼すると確実です。

検索後にアプリページへの遷移率を高める

ユーザーは複数のアプリを比較検討してダウンロードしますが、その際にダウンロードの決め手の1つとなるのが説明文です。ユーザーにアプリを気軽にダウンロードしてもらうには、奇をてらわず、ユーザーが疑問や不安を抱かない文章を意識しましょう。

また、AppStoreのファーストビューで表示される説明文は3~4行で、GooglePlay Storeは簡単な説明として80文字が表示されます。そのため、まずはファーストビューの説明文でアプリの概要やユーザーにどのようなメリットをもたらすのかを提示することが大切です。

アプリのダウンロード率を高める

DL率向上のためのポイントは、ここまでにご紹介したASO対策の内容とも共通するものです。

説明文、スクリーンショット、動画など、アプリの魅力を最大限に伝えられるよう、内容を練りましょう。

ご紹介したASO対策を行ったうえで、さらにアプリのダウンロード率を高めるには、ユーザーからの評価を高めることも重要です。

レビュースコアは、アプリへの評価・信頼性をシンプルに点数化しています。高ければアプリのダウンロードを向上させてくれますが、低ければ当然、アプリのダウンロード数が低下する要因となり得ます。

レビュースコアを上げるためにも、ユーザーのレビューへの返信は積極的に行うべきです。レビューに返信することで、低評価レビューをつけた半数以上のユーザーがレビューを上方修正してくれた、という事例もあります。

簡易な内容でも効果が見込めるので、返信は怠らないようにしましょう。

利用者へのアプローチも重要

アプリをダウンロードしてもらえたら、継続的に利用してもらえる施策を打ち出す必要があります。

特に重要なのがアクティブユーザーの創出です。ユーザーが1ヶ月で利用するアプリは約25個というデータがあり、この25個のアプリに入るには、コンテンツを更新したり、メッセージを継続的に発信したりすることが大切です。

そこで、クーポンや新着情報のお知らせはプッシュ通知でお知らせするようにしましょう。バッジやテキストで更新情報を通知することで、アプリが埋もれて使われなくなってしまうという事態を防ぐことができます。

また、アプリ内でのユーザーの行動も分析するようにしましょう。コンバージョン率やアンインストール率などを計測し、ユーザーレビューを併せてチェックすることでアプリの課題が浮き彫りとなります。

そして、課題はそのまま放置せず、アップデートによって改善を図り、アプリの質を高めていきましょう。ユーザーの意見が即座に反映されるアプリであれば高評価が付き、ダウンロード率の向上にも繋がります。

ASOの成果を測定するには?

ASOの成果を確認する目安となるのは以下のものです。したがって、KPIも以下の要素から目標値を設定するようにしましょう。

・検索順位

上位3つのアプリがクリック数の1/3を独占しているという調査結果から、検索順位の目標は、最終的には3位以内に入ることを目指しましょう。

・インプレッション数

インプレッション数は、多ければ良いというわけではありません。最初はさまざまなキーワードでのインプレッション数を測定し、その中からクリックやCVなどその先の成果を上げているキーワードに絞りつつ、ASOの改善を行っていくようにしましょう。

・人気ランキング

アプリがトップチャートに表示されることもASOの成果を評価する指標になります。特に、カテゴリー内のトップチャートは競合アプリになるので、ASOの成果だけなくアプリの立ち位置を把握するに役立ちます。

・詳細閲覧数/詳細閲覧率

ユーザーがアプリへ興味を持ってくれているかどうかは、詳細閲覧数や詳細閲覧率で把握することができます。詳細閲覧数は各ストアから表示できますが、詳細遷移率については「詳細遷移数÷インプレッション数」で算出する必要があります。

ただし、Androidはインプレッション数がカウントされないため、通常の運用では計測ができません。

・評価・レビュー

評価のレーティングは3.5以上を維持することが望ましいとされています。したがって、先ほどご紹介したように小まめな返信やユーザーエクスペリエンスの改善によって良いレビューが付くように努めましょう。

・DL数/DL率

DL数/DL率は単体で測定するよりも、検索順位を関連付けると、ASOの効果がより把握しやすくなります。

なお、アプリストアによってDL数/DL率の定義が異なり、DL率に関してはAppStoreは「DL数÷インプレッション数」、GooglePlay Storeは「DL数÷詳細閲覧数」で算出されています。

まとめ

この記事では、ASOの必要性と手順について解説しました。

ASOは、アプリマーケティングにおいて欠かせない施策です。粘り強く改善を行っていけば、コストをかけずに効果が得られるケースも少なくありません。

広告費を削減し、潜在的なユーザーを掘り起こして効率的に利益を上げるためにも、この記事を参考にしてASOを行うことをおすすめします。

  • メルマガ登録

    engagemateの最新情報を
    お届けします。

  • SNSで情報を受け取る

    engagemateやReproに関する情報を
    お届けします。

Recommend

- おすすめの記事 -

What’s New

- 最新記事 -

  • メルマガ登録

    engagemateの
    最新情報をお届けします。

  • SNSで情報を受けとる

    engagemateやReproに関する情報を
    お届けします。