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Know-how / 2020.03.01

マジックナンバーを見つけてアプリの継続率を上昇させよう(リテンション分析を用いたアプリのグロースハック③)

目次

前回のおさらい

前回までの記事でリテンション分析の重要性、使い方、ユーザー獲得施策の効果検証に関する利用事例をご紹介しました。

プロモーションと関連したアプリの継続率の把握は『Googleアナリティクス』など他のアクセス解析ツールでも可能ですが、『Repro』のリテンション分析が優れているのはイベントと継続率の相関関係を分析する「マジックナンバー分析」ができる点です。 今回はTwitterやFacebookも実践したグロースハック「マジックナンバー」の重要性とそれを発見する方法についてご紹介します。特に「アプリのUXについて改善要望が色々と上がってきているが何から手をつけていいかわからない…」といった悩みをお持ちの方は、この記事のマジックナンバー発見の手順を踏むことで改善の優先順位をつけることができるようになると思いますので、ぜひご一読ください!

マジックナンバー分析について

マジックナンバー分析とは?

マジックナンバー分析とは、アプリの成長に寄与する重要なイベントを特定するための分析手法です。 有名な事例としては、Twitterが「初日に5人以上フォローしたユーザーは継続率が高い」というマジックナンバーを発見し、初回登録時におすすめユーザーのレコメンド機能と5人以上のフォローを必須にした事例があります。

マジックナンバー分析をするメリット

アプリの継続利用を促すトリガーとなる条件(=マジックナンバー)を知ることで、その条件をKPIとして設定、改善することで、1ユーザーあたりの収益を上げることができます。

今回はReproを使ってリテンションレートの高いイベントを発見する基本的な方法をご紹介します。

手順1. Reproのリテンション分析で各機能を利用した新規ユーザー数と継続率を調べる

Repro管理画面の「リテンション分析」でアプリのイベント(機能)を選択し、任意の日にそのイベントを実行した新規ユーザーの数とリテンションレートを記録します。このアプリの例では、任意の日にアプリを初めて使ったユーザーのうち「イベントA」を1回以上実行したユーザーのリテンションレートを見ています。

ポイント

・「全てのユーザー」ではなく「新規ユーザー」にすること 新規ユーザーがそのイベントを継続することによる定着度合いを見たいので、 「全てのユーザー」ではなく「新規ユーザー」にしてリテンションレートを見ます。

・任意の日はなるべくノイズが入らない日を選ぶこと 大規模なプロモーションを行った日のリテンションレートは低くなる傾向にあるので、アプリのDL自体が目的の新規ユーザーが多くなる日が特定できているのであれば、その日は選ばないようにしましょう。リテンションレートの平均をとるのも手です。

・全イベントのリテンションレートをとらず、ある程度アタリをつけること 全イベントのリテンションレートを調べるのは大変なので、新規ユーザーの継続率に繋がりそうなイベントはある程度絞り込んだほうがいいでしょう。

手順2.各機能の初日利用者数とN日後のリテンションレートを表にプロットする

エクセルなどの表に、任意の日におけるイベントごとの新規ユーザー数と継続率を記録します。

手順3.イベントごとの継続率をグラフ化

横軸にイベントごとの初回利用時利用ユーザー数、縦軸にN日後のリテンションレートをとると、以下のようなグラフができます。

*上記グラフは手順2でプロットした表とは別のイベントの継続率です

グラフの見方

横軸は初回にそのイベントを発生させたユーザーの数です。右に行くほど最初に使っているユーザーが多いイベントと言えます。縦軸はイベント発生からN日後のリテンション率です。上にあるイベントほど継続して使われていると言えます。

隠れた人気イベントはグラフの左上

グラフの左上にあるイベントは「初回利用時に多く使われる機能ではないが、その機能を使った新規ユーザーの継続率が高いイベント」です。ここから左上にあるイベントをより多くの新規ユーザーに経験させることで新規ユーザーの継続率が上がるのではないかという仮説を立て、そのイベントを目立たせるようなUX改善を行うといった施策を実行することができます。

マジックナンバー分析に基づいたUI改善イメージ。継続率上昇につながる機能をり多くの新規ユーザーが利用するようにファーストビューにボタンを配置

おわりに

いかがだったでしょうか。マジックナンバーを捉え、新規ユーザーがアプリを使う際の初回体験を最大化することでその後も繰り返しアプリを使ってもらえるようになります!『Repro』を使ってぜひご自身のアプリの「成長につながる機能」を探してみてください。

(※本記事は2016年7月29日に公開されたGrowth Hack Journalに公開された記事を転載したものです。)

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